コラム

高齢者のインプラントは危険?安全に受けるためのポイント

2026/07/02

「高齢だから無理」は本当か

インプラント治療を検討している高齢の方やそのご家族から、「年齢的にもう受けられないのでは」という声をよく耳にします。確かに、若い頃と比べて体の回復力や骨の状態は変化します。しかし、年齢のみでインプラント治療ができないと判断されるわけではありません。 現在の全身状態や口腔内の状況をしっかりと把握することです。

実際、全身的に安定した状態であれば、高齢の方でもインプラント治療を受けているケースは少なくありません。ただし、若い世代と同じ感覚で臨むのではなく、高齢者特有のリスクと向き合いながら慎重に進めることが求められます。

高齢者に特有のリスクとは

高齢になると、骨密度の低下や全身疾患の保有率が高まります。糖尿病・高血圧・骨粗鬆症・心疾患などの持病がある場合、インプラントの治癒過程に影響を及ぼす可能性があります。特に血流や免疫機能が低下している状態では、術後の感染リスクや骨との結合不全が起こりやすくなることがあります。

また、服用している薬の種類にも注意が必要です。骨粗鬆症の治療に用いられる薬の一部は、顎骨の血流に影響を与えることが知られており、インプラント手術との兼ね合いを慎重に検討しなければなりません。抗凝固薬を服用している場合も、出血のコントロールに配慮が必要です。

こうしたリスクは「治療ができない理由」ではなく、「事前に把握すべき情報」です。主治医との連携のもと、適切な準備を整えることで多くのケースに対応できます。

安全に受けるために確認すべきこと

治療の安全性を高めるためには、まず現在の全身状態を正確に伝えることが出発点になります。持病の有無、服用中の薬、過去の手術歴などを歯科医師に漏れなく共有することで、リスクの見極めと対策が可能になります。

口腔内の状態も重要です。歯周病が残っている状態でインプラントを埋入すると、周囲の組織が細菌に侵されやすくなります。そのため、治療前に歯周病の改善や残存歯の管理を済ませておくことが、長期的な安定につながります。

骨の量や質が不足している場合は、骨を補う処置(骨造成)が必要になることもあります。この点は事前の精密検査で確認でき、対応の可否についても担当医と相談しながら判断していきます。

治療後の過ごし方と長期的な安定

インプラントは入れて終わりではなく、その後の管理が安定性を左右します。高齢の方の場合、加齢とともに口腔内の環境も変化するため、定期的な検診を継続することが特に重要です。

インプラント周囲の清掃は、天然歯と同様に丁寧に行う必要があります。手先が不自由になってきた場合は、電動歯ブラシや補助的な清掃用具を活用することで、口腔内の清潔を保ちやすくなります。家族のサポートを得ながら習慣を維持している方も多くいます。

また、咬み合わせの変化や義歯との兼ね合いなど、時間の経過とともに調整が必要になる場面も出てきます。そのつど対応できる環境を整えておくことが、長く使い続けるための基盤になります。

「自分は受けられるか」を確かめるために

高齢の方がインプラントを検討する際、最も重要なのは「自分の状態に合った判断をすること」です。インターネット上の情報だけで判断せず、実際に口腔内と全身状態を診てもらったうえで、治療の適否を確認することをお勧めします。

当院では、高齢の患者様のご相談にも丁寧に対応しております。現在の状態を詳しく確認したうえで、インプラントが適しているかどうか、他の選択肢との比較も含めてご説明します。「年齢的に難しいかもしれない」と感じている方こそ、まず一度ご来院ください。ご不安やご質問に丁寧にお答えし、ご納得いただいたうえで治療をご検討いただけます。

コラム一覧

インプラント横浜
戸塚駅前内藤歯科

tel. 045-443-6014

休診日・矯正の日はお電話での対応をしておりません。

〒244-0003
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町13 ラピス戸塚3 7F

JR戸塚駅 徒歩1分
横浜市営地下鉄ブルーライン 戸塚駅 徒歩1分
JR横浜駅から約12分

診療時間
9:00~13:00
14:30~19:00
▲=土曜午後は17:00まで 
■=不定期診療、午後は14:00-17:00
※=矯正は月1回、午後は14:00-17:00
休診日:木曜(不定期)・日曜・祝日
最終受付は診療終了時刻の45分前まで