ダイレクトブリッジ
ダイレクトブリッジ
この動画でダイレクトブリッジの概要がつかめます。
治療費 | 110,000円(税込) |
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装着後3年保証。3年以内に取れてしまったら再度ダイレクトブリッジを装着します。(ただし4か月に一度定期的なメンテナンス、クリーニングにいらっしゃっていただくことが条件です。)
見た目だけでもいいからなんとかしたいという方にはオススメです。
取れやすいデメリットはあります。
ダイレクトブリッジは適応症例であれば、理想的な治療法です。しかし隣の歯の面の一部としか接着していませんので、通常のブリッジに比べると取れやすいのがデメリットです。そのためどうしても症例は限られます。
削らない、痛みもない治療法です。
ダイレクトブリッジは隣の天然のエナメル質の一部に接着して止める方法です。そのため歯を削りませんし、もちろん痛い治療にもなりません。
噛むためではなく見た目を回復するのが目的です。
力はかけられません。そのため奥歯は適用外ですし、前歯でも噛み合わせの歯と隙間が開くようにいたします。わかりやすく言えば「ハリボテ」のような歯になります。
噛み合わせの歯との間に0.5mm以上の隙間を空けなくてはいけないため、隣の歯より短く仕上がることがあります。もしくは噛み合わせの歯を少し削る場合もあるかもしれませんがその場合は患者様の許可をいただきます。
独立感を出すには切れ目が必要になりますが、切れ目を深くすると隣の歯との接着面積が小さくなり脱離の原因になります。優先順位は見た目よりも接着面積の確保になりますので、見た目を優先したい方はインプラントなどをご検討ください。
以上のように条件が厳しい治療法です。力がかからないことと、接着面積がしっかりと確保できることが条件になります(メールでのご相談だけでは判断ができません)。
痛みはありませんが、治療時間が少々長く感じるかもしれません。
歯を削りませんので痛みはありませんが、途中でうがい休憩はできません。30分程度かかるので多少疲れてしまうかもしれません。
1.左上1番の1本欠損
唾液が少しでも入ると接着が不十分になるため唇にゴム枠をつけたり、場合によってはラバーダムをかけたりします。
2.クリーニング
接着剤をきかせるためにプラークなどの汚れを徹底的に落とします。歯を削ることはありませんが、過去にレジン治療などをしている場合はレジンを削り取る場合があります。その方が接着面積が増しますので接着に有利に働きます。
3.酸処理
エナメル質の表面に酸を塗って接着剤がくっつきやすいように歯面を処理します。
4.接着剤を塗る
隣の歯の一部に接着剤を塗ります。この面積が大きい方が接着に有利となります。
5.LEDで固めます
光照射をして接着剤を固めます。痛みはありません。
6.ファイバーリボン
歯と歯の間隔が広い場合にはファイバーリボンを使用します。下の12番のように狭い場合には使用しないこともあります。ファイバーリボンをカットして欠損部分にフィットするように加工します。
7.ファイバーリボンを固定します
隣の歯にファイバーリボンをレジンで固定します。ファイバーの繊維が毛羽立つと硬化した後に舌感が悪くなるので、器具を使って繊維をレジンの中に埋めてしまいます。
8.LEDで固めます
光照射で固めます。
9.ファイバーリボンをしっかり固定します
隣の歯面を最大限使ってファイバーリボンをレジンで固定してしまいます。
10.両サイドから少しずつ
レジンは一気に盛って硬化させると重合収縮を起こしますので、少し盛って光照射で固めて、また少し盛って光照射で固めて・・・を繰り返していきます。このため時間がかかります。この間唾液は絶対に入れてはいけません。
11.光で固めます
光照射して固めます。
12.同様の手順でレジンを盛り足していきます
少しずつレジンを盛り足して歯の形態にしていきます。
13.おおよそ歯の形態になりました
レジンには色が数種類ありますので歯の色も合わせつつ、形態も周囲の歯に調和させます。この後は形態修正です。
14.噛み合わせ調整と研磨
ダイレクトブリッジは噛めないように下の歯との隙間を大きく作ります。また舌感をよくするために研磨をします。
15.完成です
おおよそ色や形が合いました。(医療広告ガイドライン遵守のため治療後の写真を掲載できません。ご了承ください。また、仕上がりには個人差があります。)