コラム

骨が薄い・少ないと言われた方へ|インプラント治療の選択肢とは

2026/04/24

「骨が足りないからインプラントはできない」と告げられ、治療をあきらめてしまった方は少なくありません。しかし、骨量が不足していても治療を受けられるケースは多くあります。このページでは、骨の状態とインプラントの関係、そして現在選択できる治療について詳しくご説明します。

「骨が薄い・少ない」とはどういう状態か

歯を失った後、その周囲の顎の骨は少しずつ吸収(溶けること)が進みます。歯が抜けてから時間が経つほど骨の量は減り、インプラントを埋め込む際に必要なスペースが確保しにくくなります。また、歯周病の影響や、もともとの骨格的な要因で骨密度が低い方もいらっしゃいます。

インプラントは顎の骨に直接固定するため、骨の量と質の両方が治療の成否を左右します。骨が十分でない状態でそのままインプラントを埋入しようとすると、固定が不安定になったり、術後に問題が生じたりするリスクがあります。だからこそ、「骨が少ない」という診断は治療の「終わり」ではなく、「次のステップを考える入口」と捉えていただければと思います。

歯を失ってから長期間放置されていた方、広範囲にわたる歯周病を経験された方、上顎の奥歯周辺(上顎洞が近い部位)をご検討中の方は、骨量不足になりやすい傾向があります。まずは精密な検査で状態を確認することが大切です。

骨が少なくても選べる治療の選択肢

骨量や骨質の状態に合わせて、現在は複数の方法が確立されています。担当医の判断によって適した方法は異なりますが、代表的な選択肢をご紹介します。

**骨造成(GBR法)** 骨が不足している部位に骨補填材や自家骨を補い、骨の量を増やしてからインプラントを埋入する方法です。インプラントと同時に行うケースと、段階的に行うケースがあります。

**上顎洞底挙上術(サイナスリフト・ソケットリフト)** 上顎の奥歯付近は上顎洞(鼻の横の空洞)との距離が近く、骨が薄くなりやすい部位です。上顎洞の底を持ち上げて骨補填材を充填し、インプラントのスペースを確保します。

**細径インプラント** 骨の幅が不十分な場合に、直径の細いインプラントを使用する選択肢です。部位や噛み合わせの状況によって適応が判断されます。

これらの方法を組み合わせて行うこともあります。大切なのは「骨が少ない」という一点だけで治療の可否を判断するのではなく、骨の吸収具合・部位・全身の健康状態など複数の要素を総合的に評価することです。

精密検査が治療方針を決める出発点です

インプラント治療では、レントゲンだけでなく歯科用CT(三次元的な断層撮影)による精密な骨の評価が欠かせません。CTを撮影することで、骨の高さ・幅・密度・周辺構造との位置関係を正確に把握でき、どの方法が最もリスクが少なく効果的かを判断することができます。

「以前の医院で断られた」「他院でインプラントは無理と言われた」という方でも、設備や技術の違いによって対応できる場合があります。一度あきらめてしまう前に、ぜひ当院での検査・診断をお受けください。

骨造成などを伴う処置は、通常のインプラントに比べて治療期間が長くなることがあります。また、全身疾患(糖尿病・骨粗鬆症など)や服用中の薬によって治療に影響が出ることもあるため、初診時に現在の健康状態や既往歴を詳しくお聞かせいただく必要があります。

治療の成功率を高めるためにも、口腔内の衛生状態を整えることが重要です。インプラント治療を始める前に、歯周病の治療や口腔清掃の改善が必要になる場合があります。

骨の状態についてのご相談は当院へ

「自分の骨の状態はどうなのか」「本当に治療できないのか」といった疑問は、実際に診査を受けなければわかりません。当院では歯科用CTによる精密検査をもとに、お一人おひとりの状態に応じた治療方針をご提案しています。まずはお気軽にご相談にいらしてください。

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