コラム
2026年8月 日本口腔インプラント学会 関東・甲信越支部第16回学術シンポジウムに参加してきました
2026/09/07
8/2(日) 日本口腔インプラント学会 関東・甲信越支部第16回学術シンポジウムに参加してきました。
テーマは「若手歯科医師による!」インプラント治療の包括的マネジメントでした。

今回は若手の先生方による発表が多くありましたが、皆さんかなり勉強されていて、インプラント治療に対する知識の深さを感じました。
特に印象に残ったのは、論文を中心としたエビデンスをしっかり調べ、自分自身の経験がまだ少ない部分を補おうとしている姿勢です。経験だけに頼るのではなく、論文や研究から得られる情報を学び続けることが大切だと感じました。また、AR、VR、AIといった新しい技術も、インプラントの分野に浸透してきていることを実感しました。治療計画を立てるときだけでなく、手術の予習や、術後の分析などにもデジタル技術が使われるようになってきています。
さらに、世界中から数十年にわたるインプラント治療の症例を集め、うまくいった症例だけでなく、うまくいかなかった症例も含めてデータ化し、エビデンスとして活用していく取り組みも行われています。
こうした長年の積み重ねが、これからのインプラント治療につながっていくのだと思います。
今回の大会では、インプラントの長さや治療方法についても興味深い発表がありました。
最近では6mm程度の短いインプラントが使われるケースも増えてきていますが、現在のところ、大臼歯に使用することについてはまだ疑問があると考えています。また、サイナスリフトについては、横からアプローチするラテラルアプローチの需要も残っていると感じました。クレスタルアプローチだけでは、骨の厚みが5mm以下の場合には対応が難しいためです。
軟組織移植についても、新しい組織材料が登場することを期待しています。今後、こうした新しい材料が薬事承認され、使用できるようになればと思います。
今回の学会に参加して、改めて感じたのは、インプラント治療には「技術力」「経験値」「デジタル力」が必要だということです。そして、歯科医師も日々アップデートしていかなければならないと感じました。今回の大会で若い先生方の発表を聞いたことも刺激になりました。これからも学会や勉強会に参加し、新しい知識を取り入れながら、日々の診療に向き合っていきたいと思います。
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