歯医者さんと良い関係になりたいなら・・・
- 2022年6月6日
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歯医者と良い関係を築く今回は私の独断ですが、こういう患者さんは困るなぁと思うタイプの患者さんについてお話ししたいと思います。
今から話す内容は私内藤だけではなく、ほとんどの歯医者さんも同じように考えていると思います。ですからこれを知っておくと、歯医者さんに嫌われなくなると思います。これから新しい歯科医院を受診して歯の治療をきちんと受けたいとお考えの方の参考になれば幸いです。ここで誤解をして欲しくないのは、歯医者の機嫌を損ねないように、歯医者さんの言うことを全部聞けなんて言うつもりはないんです。当たり前ですが、患者さん側も、おっしゃりたいことはおっしゃってください。特に受けた治療の結果については遠慮なくいうべきだと思います。例えば、クラウンを入れた後物がはさまるとか、入れ歯を入れたけれども噛みにくいとか、根管治療の後が痛いとか、こういう治療の結果についてははっきりと言っていただきたく思います。こういったものはクレームだとは思いませんし、比較的良く起こり得るトラブルであり、このような小さなハプニングをどう対応できるかも歯科医師の技量だと思います。なんだか言いにくいなんて、遠慮することはありません。患者さん側も、言うべきは言う、このようなやり取りの中で信頼関係が生まれる思っています。それでは、「歯医者が思う、困った患者さん」を第3位から順にお話ししていこうと思います。ただ、時間のない方は、第1位だけはチェックしてください。第1位は、患者さんには悪意はないのだけれど、どこの歯医者さんでも絶対にすごく嫌がります。
3位 自己診断を曲げない患者さん
ここが虫歯だからという自己診断を曲げない患者さん。「この銀歯の下が虫歯だから」と決めつける方。歯医者が問題の歯をよく見て、レントゲンも撮って、それで銀歯の下の虫歯の可能性が低いと判断しました。「知覚過敏の可能性が高いので、しばらく様子を見ましょう」といった場合に「いや、この銀歯の下に虫歯があるから治療してください。」と強気に謎の診断をしてくる方。確かに銀歯の下の虫歯は100%分かるわけではないのですが、確率的に非常に低いだろうと歯医者が考えればほとんどの場合当たるんです。銀歯を外せば、少しは健康な歯も削ってしまうわけで、削ってしまった後で、中に虫歯がなかったとなるとこれは患者さんにとって不利益なわけですから「しばらく様子を見ましょう。」と提案をしているわけです。しばらく様子を見てダメなら銀歯を外してみましょうということですから、あまり急がない方がいいですよ。最初は歯医者さんのアドバイスに従った方が得なことが多いです。
2位 他の歯医者さんと掛け持ちをする患者さん
同じ症例でも歯医者さんにも個性があるので診療方針は違います。歯医者さんには自分の得意な手技があり、治療の理論もあります。それに基づいて、患者さんとって最適だと思われる提案をします。セカンドオピニオンは聞きに行ってもいいと思いますし、その際、「他の歯科医院ではこういう意見でしたが先生はどう思われますか?」という質問はウェルカムです。それで、私の治療方針と合わなければ、他の歯科医院の先生にやっていただければ良いわけです。どちらの治療方針が良いかは患者さんが選択すべきことです。
しかし、やっていただきたくないのは、一旦、私の治療方針に納得して治療をはじめたら、他の歯科医院の掛け持ちは困ります。例えば、上の歯は内藤先生のところで、下の歯は他の先生でなどされると治療がしにくいです。少なくても私は受けたくないと思ってしまいます。噛み合わせも理論があるので、治療が終わってから噛みにくいということになった場合、どちらの歯医者の責任だということになるのが嫌なわけですね。ですから、一連の治療は同じ先生に完結してもらいましょう。
1位 キャンセル、遅刻が多い患者さん
これがダントツの1位です。キャンセル、遅刻を間違いなく、どこの歯医者さんも嫌がります。これを知らない方も多く、キャンセルを数回繰り返していたら歯医者さんから怒られてしまった、または予約を取りにくくされてしまったなんて経験のある方もいるかと思います。内科や皮膚科、耳鼻科のような一般医科系のクリニックでは、キャンセルや遅刻は嫌がられないし、予約制ですらなく、先着順なんてクリニックも多いですよね。しかし、歯医者さんは一般医科系のクリニックと事情が違います。一般医科系のクリニックは一人の患者さんにかかる時間は短いんです。5〜10分。ですから多少遅れる人がいても、先に来ている患者さんを診察していれば、問題なく仕事が流れます。わかりやすく例えると床屋さんの千円カットと同じシステムです。一方歯医者さんは、治療の作業手順が多い、使用する器具の数が多いという特殊性から、まともに治療をすると患者さん一人に30分から場合によっては1時間くらいかかります。そのため、アポイント帳は30分の予約制にしている場合が多いです。これもわかりやすく例えると美容院と同じシステムです。このシステムの場合、数時間前のキャンセルは埋まらない場合が多いですし、キャンセル料は取れません。よってキャンセルは医院経営にとって痛手であり、キャンセルを繰り返す人には予約を取らせないようにするわけです。「あなたは当日電話してください。空いていたら見てあげるよという扱いになってしまうわけです。すると良い治療が受けられるはずもありません。遅刻も一緒です。例えば10分遅刻をすれば、お通しまで5分はかかり、あなたにかけてあげられる時間は残り15分です。まともな治療はできません。たった10分でと思うかもしれませんが、あなたはかなり損をします。実は、美容院と同じく、どこの歯科医院も患者さんのキャンセル、遅刻問題に頭を抱えており、患者さんのキャンセルや遅刻をどう少なくするかなんていう、講習会も開催されているくらいです。
結論、気に入った歯医者さんを見つけたら、キャンセル、遅刻はしないように気をつけましょう。直前のキャンセルは必ず嫌われます、遅刻も嫌がられます。予約時間の10分前には到着をして待機するくらいでちょうど良いかと思います。そういう患者さんは大事にされます。結果いい治療が受けられるでしょう。
当院では予約確認を前日などに行っております。体調不良など、やむを得ない場合のご予約変更はお電話で承っておりますので、その際はご遠慮なくお申し付けください。無断キャンセルや直前キャンセルは、患者様自身の治療計画だけでなく、他の患者様の治療計画にも影響が出てしまい、大変申し訳ない気持ちになってしまいます。当院の予約診療におけるご理解とご協力をお願いいたします。
当院では予防に力を入れております。当院では年をとっても自分の歯で食事できるようにすることを目標とし、自分の歯を残せるように歯科衛生士が患者様と二人三脚で歯を守るために、歯磨き指導や歯石取りを行っています。その他、歯科治療に関する情報を当院YouTubeチャンネルで発信しております。こちらからご覧いただけます。横浜近辺でお住まいの方、当院へ予防をしにいらしてみませんか?WEB予約は24時間承っております。こちらからご予約できます。