インプラントのフラップレス手術と通常の手術の違い[後編]|インプラント歯科の横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科

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インプラントのフラップレス手術と通常の手術の違い[後編]|インプラント歯科の横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科

インプラントのフラップレス手術と通常の手術の違い[後編]

フラップレス手術

前編のコラムに続き、今回はフラップレス手術の話を記載していきたいと思います。左下は通常の手術でインプラントを入れたので、右下にフラップレス手術でインプラントを入れることについて説明をしていきます。

フラップレス 右下

まずは触診と探針を使って骨の形態を把握していきます。メスで切って剥いだりしませんので直接骨を診ることができないんです。術前に撮ったCTの画像、骨の形態のイメージと探針で探し出すこの骨のイメージが一致するか骨の形態をしっかりと把握してインプラントを打っていくイメージです。ドリルを入れる前の骨のイメージがつくかどうかプラップレス手術では一番大事なところになると思います。イメージできたら探針で刺しておきます。

フラップレス 探針

その部分をマーキングバーで印を付けます。この工程でガイドを使う先生もいらっしゃいます。私はガイドはほとんど使わない派なんですが、骨の中にしっかりと正確においてこれるのであればどちらの方法でもいいかなという風に思います。マーキングは終わりましたのでドリルを使っていきます。

フラップレス ドリル

直径2ミリのドリルからになります。骨に10ミリの深さの穴を開けたいので歯肉が2ミリくらいあるので12ミリくらい開けていきます。骨の細胞を火傷させないようにゆっくりやっていきます。この最初のドリルを入れていく圧力と言いましょうか、この力で骨の硬さを把握できます。骨の固い方は同じドリルを2回3回れる場合もあります。直径3ミリのドリルに切り替えてゆっくりと掘り進めます。こちらは模型なんで出血は再現できないんですが、実際でもそんなに血が出ないです。多少血が滲むくらいですね。
下顎の5番とか7番。この掘り進めてる奥に下歯槽神経ということも神経が通っているんです。下歯槽神経をドリルで傷つけてしまうと大変ですので、術前にCTをとって絶対に届かないバーを選択しているわけです。今これは歯肉の上から12mm掘り進めてですけども余裕をもって届かない、例えば18ミリとか20ミリ下に下歯槽神経があると。そのようなことは術前のCTで正確に判断し今の技術あればできますので安全にできると思います。骨が硬い場合にはその硬さに応じて二回、三回と同じバーを入れていくこともあります。

フラップレス 探針

開けた穴が骨の真ん中にしっかりと開いているかどうか探針を使って確認していきます。
実際は各バーの交換ごとに行っております。

フラップレス バー

バーを少しずつ太くしていく過程でバーが狙い通りの位置から少しずつずれていっていないか逐一確認していくわけです。バーに摩擦熱が発生しないようにゆっくりとドリルを回すのと水でしっかりと冷やすということを気をつけながらやっていきます。インプラントの穴の上の部分を狙ってドリルを入れていきます。ここも骨の硬い方と柔らかい方とではいる方は違ってきます。このあたりはドクターの技量になってきます。今奥の穴は少し骨の一部が見えてるんですが実際の手術も骨が肉眼で確認できます。

フラップレス 骨 確認

ちょっとした隙間からの視覚的な情報もインプラントの位置を確認する上では重要であり貴重な情報になります。これでインプラントの穴は開け終わりましたのでインプラントを入れていきます。

フラップレス手術

インプラントを入れているところですがこれが綺麗な位置でピタッと止まったということであれば骨の柔らかさ硬さに対する適度な穴を開けられたということになります。インプラントが最後まで入らず途中で止まってしまう場合には穴がきつすぎるということになりますので、その途中で止まったインプラントを抜いて、もう少し穴をドリルで深く、もう少し大きく掘り直して再度インプラントを入れるということになります。5番相当部も同じようにしてやっていきます。
最後にキャップを締めていきます。キャップは術後、歯肉がインプラントの方に入ってこないようにするためにつけるものです。キュッと止めまして、これでフラップレス手術完了になります。

フラップレス キャップ

フラップレス手術の時間なんですが、2本でこのぐらいの規模でしたら5分ぐらいかなという風に思います。開けた穴に対してインプラントが物理的に封鎖するような形で入れられますので傷口が外部にほとんど露出しないということになるんです。そのため術後すぐのうがいでもあまり血が混じってこないです。
当院でフラップレス手術を受けられた患者様の感想をこちらの動画で公開しておりますので、参考にしてみてください。また、フラップレスの詳細についてはHP内のこちらのページで記載しております。
横浜近辺にお住まいの方でインプラントを検討されている方、セカンドオピニオンを探している方、抜歯後の治療で迷っている方、横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科へ相談にいらしてみませんか?

記事監修者

戸塚駅前内藤歯科 院長 内藤克仁

医療法人社団横浜歯友会

戸塚駅前内藤歯科 院長
内藤克仁(ないとうかつひと)

平成18年に横浜市戸塚区にて内藤歯科を開業。
令和3年より戸塚駅前内藤歯科を開業し、ストローマン社製インプラントを専門に歯科治療を行っています。
患者様に寄り添った治療を心掛けています。