いい歯医者を見つける方法
- 2022年3月14日
- お役立ち情報
歯医者歯でとても苦労していて、どこかにいい歯医者がないか色々探している方へ。
いい歯医者にたどり着く唯一の方法をお話しします。お住まいの地域は日本中どこでも構いません。歯の悪いあなたが、歯が痛くなってから、歯医者にいくという今までと同じ意識でいるうちはあちこち探してもいい歯医者に巡り合うことはないでしょう。熱が出たから内科にいく、これは正しいです。腰が痛いから整形外科に行く、これも正しいです。ところが、歯が痛くなってから歯医者にいく、実はこの常識が間違いなんです。歯医者だけは悪くなってから行ったらダメなんです。「いや、内藤先生、あなた何を言っているか意味がわからない。」という方、手短にわかりやすく説明していきます。
ところであなたはこれを知っていますか?歯によくついていますよね。これはプラーク、歯垢ともいいます。このプラークを顕微鏡で見ると、こんな感じです。すごい数の細菌が見えますね。しかも活発に活動しています。プラークというのはそう、細菌の塊なんです。このプラークの中にいるおびただしい数の細菌たちが、あなたの歯を虫歯や歯周病にしているのです。つまりプラークこそが悪者なんです。じゃあ、プラークを取っちゃえばいいじゃん、、そう気がついた方、おめでとうございます。あなたの歯の運命はこの瞬間を持って変わります。そうです、虫歯や歯周病になる前にプラークをとってしまえばいいんです。だって、プラークがなければ、虫歯や歯周病にならないわけですから。虫歯や歯周病になる前にプラークをとってしまい、歯科治療をしないように済ませようという考え方です。素晴らしいと思いませんか?歯が悪いあなたが、いい歯医者さんに巡り合うたった一つの方法は、自分のプラークに対して危機感をもっているかどうか、そこにかかっています。あなたが自分のプラークを怖いものだと認識できれば、予防を積極的に取り組んでいる先生に巡り合えるでしょう。しかし、あなたがプラークについて知らないとか、興味がないとか、歯医者の先生に全部お任せしていますとか、プラークについて怖がっていないうちは残念ながらいい歯医者に巡り合うことはないと思います。
予防を中心に考えている先生の歯科医院は優秀な歯科衛生士がいます。歯科衛生士があなたのプラークをきれいにとってくれますし、家でプラークを落とす最も効率的な歯の磨き方を教えてくれます。はっきり言って、あなたは日頃の歯ブラシでプラークを落とせていないはずです。優秀な歯科衛生士こそが、あなたの歯科治療を激変させてくれることでしょう。実は欧米では、歯医者さんデンタルオフィスというのはこのような予防中心の考え方で、患者さんはプラークを落としに2〜3ヶ月に1度、馴染みの歯科衛生士のところに行くのです。たまに小さな虫歯が見つかれば、歯医者が登場してきて小さいうちに治してくれるこんな感じが歯医者の常識です。日本人は治療中心が常識ですから、いつかは予防中心の欧米型の歯科医院に追いつかなくはなりません。
歯をあまり磨かなくても歯がいい方いらっしゃいますよね?あなたは人より一生懸命歯を磨いているはずです。この差は何でしょう。実はお口の中にいる細菌の種類が人それぞれ違うんです。歯のいい人が飼っている細菌は攻撃力の弱い細菌ばかりのはずです。弱い細菌が作るプラークはあまり害がないわけです。しかし、あなたのように歯の悪い人は虫歯や歯周病になりやすい細菌の種類が多くいるので、プラークを放っておけば簡単に虫歯や歯周病になってしまうわけです。だから歯の弱い方は自分のプラークを恐れる必要があるわけです。
まとめると、歯の悪いあなたが、いい歯医者さんに巡り合う方法は、治療技術の高い歯医者さんを探すことではありません。あなたの歯についている悪いプラークを恐れてください。その悪いプラークを取りに予防を積極的に取り組んでいる歯医者さんを探してみてください。そのような歯医者さんは全国にたくさんあります。あなたの意識が変われば、名医はあなたの近くにいるはずです。
【歯の良い方の細菌の様子】
【歯周病がひどい方の細菌の様子】
当院でも3000倍の顕微鏡でプラークチェックし、必要な場合はPCR検査をします。歯が弱い方への重点的な予防、定期検診をおすすめしております。当院の歯科衛生士は丁寧なプラーク除去や歯ブラシ指導に情熱をかけております。お口の中のお悩みを抱えている方、横浜にあります戸塚駅前内藤歯科へご相談ください。ゆっくりと丁寧にお話を伺います。