インプラントの術後の痛みや腫れ|インプラント歯科の横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科

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インプラントの術後の痛みや腫れ

インプラントの術後の痛みや腫れ|インプラント歯科の横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科

手術中の痛みや腫れについて

こちらの動画をご覧いただければ、手術中・術後の痛み、腫れについてご理解いただけると思います。

局所麻酔だけで痛みはほぼ感じません。

手術中の痛みは抜歯くらい

オペ風景

結論から申し上げると、手術中はほぼ痛みを感じません。確かに手術と聞くだけでも怖いものです。しかし、当院のインプラント治療はゆっくりやっても10分程度で終わるフラップレス手術が多いため、外科的な侵襲は抜歯とあまり変わりません。麻酔がしっかりと効いている時は抜歯が痛くないのと同じで、インプラントの手術中の痛みはございません。

骨の麻酔は歯よりも効きやすい

粘膜に打った麻酔は直に骨に浸透します。骨は大変麻酔が効きやすい組織です。インプラントは麻酔が効きやすい骨に入れる手術ですので、術中の痛みはほぼないと考えて良いかと思います。歯は骨からさらに浸透しないと麻酔が効かないので、むしろ歯の治療の方が麻酔が効きにくいわけです。

局所麻酔の痛み

表面麻酔

(1)表面麻酔

麻酔の苦手な方もいらっしゃるかと思います。そのような方は塗り麻酔をします。ハリカインという表面麻酔薬を綿球に塗って、局所麻酔の針を刺す予定の部分に3分ほど置いておきます。置く前にエアーでしっかり乾燥させてから置くと表面麻酔はよく効きます。この時点で粘膜と骨の一部まで麻酔の効力がありますので、局所麻酔の針を入れた時の「チクッ」とする感覚はあまり感じなくなると思います。

局所麻酔

(2)局所麻酔

そこに注射で麻酔液を流し込む浸潤麻酔をするわけですが、ここでの痛みは注射針を差し入れるときのチクっとした痛みと麻酔液を入れるときの圧力による痛みとなります。注射針を差し入れるときのチクっとした痛みに対しては表面麻酔と一番細い針33G(ゲージ)をゆっくり入れることにより、ほとんど感じないと思います。麻酔液を入れるときの圧力による痛みに対しては、自動注入器を使用し、痛みを感じない圧力でゆっくり等速で注入することができます。麻酔だけで15分くらい時間をかけてゆっくり丁寧にやるのが痛くないコツです。 現在、インプラント手術以外の治療も当院では同様にやるのですが、麻酔が全然痛くなかったと言われることが多くなりました。多少時間はかかりますが麻酔で痛いのは嫌ですからね。

全身麻酔

(3)当院では全身麻酔や静脈内鎮静法は行っておりません。

当院では骨の豊富な方を選別してインプラント治療を行う方針のため、増骨手術は行う必要がありません。よって、抜歯レベルの外科的侵襲でインプラント手術が行えるため全身麻酔や静脈内鎮静法、笑気ガスなどの麻酔法はあえて導入しておりません。

インプラントの術後の痛み

麻酔が切れるのは術後1〜3時間

麻酔が切れた後、術後の痛みや腫れは少々あると思ってください。痛みの程度は抜歯をした後と同レベルかやや強いレベルです。念の為、抗生物質と鎮痛剤をお渡しておきます。

フラップレス手術は術後が楽

切開、剥離、縫合の工程を省略している分フラップレス手術の術後は楽だと好評をいただいております。7割は非切開(フラップレス)手術で行っております。

フラップレス手術ではない手術とは

歯根破折して膿を持っている歯を抜いてその日に抜歯即時でインプラントを入れる場合などは膿瘍の除去などがありフラップレス手術に比べると術後の痛み腫れは大きくなります。

痛みのアンケート(当院調べ)

当院にてインプラント手術を受けた患者様には手術の当日、翌日にお電話かLINEにて様子をお伺いしておりまして、令和元年4月1日〜令和2年10月31日まで統計(延べ508人)集計してみました。それによると

術後の痛みについて

麻酔が切れた後、全く痛くなかった…40%
麻酔が切れた後、少し痛かったが、痛み止めを飲むほどではなかった…20%
麻酔が切れた後、痛くて痛み止めを飲んで落ち着いた…30%
麻酔が切れた後、痛くて痛み止めを飲んだが、痛み止めがなかなか効かなかった…10%

術後の腫れについて

また、腫れについても統計を取っております。
手術の翌日、腫れは全くない…80%
手術の翌日、なんとなく腫れている感じはあるが、見た目にはわからない…10%
手術の翌日、腫れているのが見た目にもわかる…10%

腫れについては上顎より下顎の手術の方が3倍ほど多く発現します。これは上顎より下顎の方が骨が固いことと、顎のラインの膨らみを自覚しやすいためと思われます。腫れの多くは3日で消失します。
術後は痛み止めをお渡ししますので、飲んでいただくと楽になります。

統計はフラップレス法7割と通常法3割を分けて集計しておりませんので、フラップレス法単独だと痛みの程度はもっと下がると思われます。

痛みの最小化をめざして

骨の豊富な患者様だけを選別している

当院では骨の豊富な方を選別してインプラント治療を行うのが基本的な方針です。その理由の一つに手術中、手術後の痛みや腫れを最小化したいと考えているからです。

非切開(フラップレス)手術

骨の豊富な患者様にインプラントの適応を限定すれば、おのずとフラップレス手術が多くなります。通常のフラップを開ける手術から、メスでの歯肉の切開と剥離、縫合という工程をフラップレス手術は省略しているわけですから外科的な侵襲は比較すると当然小さく済みます。

増骨手術の外科的侵襲は大きい

通常のインプラント手術の範囲であれば抜歯程度の痛み腫れの場合が多いのですが増骨手術を伴うと、ある程度の痛み腫れは覚悟していただかないといけませんが、もちろん当院では行っておりません。

実は私が痛みに弱い

骨が豊富な方だけに限定してしまうとインプラントをお断りする方が多くなりますが、低侵襲なオペにこだわる理由は、私が痛みに弱いからです。

もうインプラント手術は痛いから嫌だと思われないように

他の場所にもインプラントをする必要がある場合、前回入れたインプラントの痛みのトラウマがあると二の足を踏んでしまうでしょう。そう思われたら私は失敗だと思っております。
「前回痛みは思ったより大したことなかったから、今度は別の部分にも入れようかな。」と思っていただけるインプラント手術を理想としておりますし、当院には多くのリピートの患者様がいらっしゃいます。